2016年12月31日土曜日

本:モダン和刺しゅう




和刺繍と言っても、モダンとつくだけあって
25番糸で刺す和の本といった感じのお手軽さを感じる本です。

春夏秋冬それぞれの季節のワンポイント刺繍の草花が22種類ほどと、
季節の風物詩的なもの他のワンポイント刺繍が14種類。
吉祥文様図案3種類、玩具など7種類、幾何学模様5種(下の写真のもの)、
バックなどに使えるような少し大きめの刺繍8種ほど、
くるみボタンに使えそうな図案(家紋も含む)21種、
その他、虫の図案、文字の図案、ユニークな模様、干支など
小さな図案を中心にたくさんのワンポイント図案が掲載されています。

作れるアイテムは、鼻緒止め、リングピロー、ポーチ、
トートバック、プチトートバック、ブックカバー、巾着。

2016年12月19日月曜日

針1本で作る花レース イーネオヤのアクセサリー


お勧め度は★★★★☆星4つ。
可愛らしいオヤの編み方が写真付きで詳しく載っています。

こちらの本では25種類くらいのモチーフとそれらのモチーフを生かした
ピアスやネックレスなどの作り方15種類前後が掲載されています。

イーネオヤはトルコの伝統的なニードルレースだそうで、
イーネが針という意味だそうで、
オヤは、トルコの女性がかぶるスカーフの縁飾りを表しているらしい?

なので他にも、トゥーオヤ(かぎ針レース)、メキッキオヤ(タティングレース)、
ボンジュクオヤ(ビーズレース)、フィルケテオヤ(Uピンレース)などが
スカーフの縁飾りとして作られるらしいです。

けど、トルコの近代化に伴いスカーフをする女性が減っているらしく、
作れる人の数も年々減っていってるのだそうだとか。

なんだか残念なお話です。

<本との出会いと思い出>

実は、この本を書店で見かける前に、
京橋にある越前屋さんでイーネダンデルという、
同じ技法で作られたドイリーなどの本をみかけまして、
私はこのニードルで作るドイリーの方に興味を持っていました。

でも、ダンデルの本の方は古い本のようで(?)
なんだかちょっと古くさく、
難しそうに感じられたのでまた今度・・・と。

というわけで、この本は私にとっての初心者本というか、
刺しこんだ光のように感じられて飛びついて買った本です。

少しだけチャレンジしてみたのですが、
技法などは全然違うけど作業のコツというか雰囲気は
タティングレースに似てる気がします。

タティングレースの同じ大きさのピコをいくつも作る作業が苦手な私には、
オヤのピコ的な山やピコを同じ大きさに作るという作業が、
なかなか難しいというか、慣れが必要なのね…と感じました。

なので、タティングレース同様、
他の手芸に浮気せずにやりめるような方向けの
手芸のように感じました。

完成品や材料など↓のお店で販売されていたので、
気になる方は見てみるといいかもしれません。

「トルコのオヤ糸屋さん」

トルコの物価のおかげかも知れませんが、
タティングのシャトルやかぎ針なんかもお安く売られています。

2016年12月18日日曜日

本:ちいさい刺しゅう




お勧め度は★★★★☆星4つ。

★5つでもイイと思えるくらいの素敵な本です。

星を一つ減らした理由は、本の作りの良さが理由で、
こちらの本は凄く簡単そうに見えるように出来ているので、
初心者本だと思って買うと結構難しいと感じる可能性があるからです。

なにが難しく感じるのか?を具体的に書いていくと、
ロング&ショートのステッチでグラデーションを出しながら刺し埋めたり、
フレンチノットステッチいっぱいで刺し埋めて羊や犬を表現したり、
ボタンホールステッチを繰り返してプチニードルレースみたいな事をしたり、
写真にのせたようにテディベア他のスタンプワークをしたりする内容だからです。

けれど、本自体の作りはとても良い本なので、
とても親切で丁寧な説明で迷うという事はないと思います。

デザインに関しては、とっても可愛くてキュートでそれでいて子供っぽくなくて素敵です。

掲載内容(勝手に主に使われてる刺繍別に分類しました)

サテンスS
うさぎ、針ねずみ、椅子、女の子(+コーチングS)、ゆきだるま、
にんじん、ちょうちょ、こがね虫、ハチ、
自転車(+コーチングS+フレンチノットS)、きつね、
コウノトリ(+スタンプワーク)、ぺんぎん、ロバ、つばめ、
とうがらし、リンゴ。

フレンチノットS
羊、犬2種、家

レッドワークぽい刺繍
カエル、帽子の女の子(+ボタンホールS)、スニーカー、アスパラガス。

ボタンホールS+スタンプワーク
三角形の縁飾り、テディベア、てんとうむし、さかな、
ハンバーガー、花(+コーチングS)

ターキーノットS
猫2種

2016年12月13日火曜日

本:Lesley WilkinsさんのBlackworkの本(3冊)

お勧め度は、今回は省略。
表紙を見ただけで判断できると思う本なので。

Lesley Wilkinsさんのブラックワークの本は、
「ホルベインステッチを主役とする個性を感じる本」
と言った方が伝わりいいかもしれないと私は感じます。

彼女のブラックワークの本はきっと3冊出ていると思うのですが、
内容がほぼ同じなのでそれぞれの特色(?)などを書いていきたいと思います。

※勝手な私の感想ですが、この方は刺し順をあまり気にしていないようです。
なので、刺し順を見たくて買われる方は参考にならないと思います。



①こちらの本(64P)は表紙の絵のような可愛らしい絵柄を中心に、
②のサンプラーもいくつか載っている本になります。

その他にも、普通のブラックワークのような
ぬり絵のように絵柄の中を埋めていくデザインや、
地刺しのようなデザインも掲載されています。


②こちらの本(64P)は①の内容を少しと、表紙のようなサンプラー、
レッドワークのような図案を多めに集めた本になります。



③こちらの本(96P)は、①+②の本だと思います。

と言っても、②の本は手芸店で立ち読みしただけなので、
100%間違ってない!と、明確に言い切れないのですが、
①と②は同じ図案がそこそこ載っている本なので、
この本の中に①の内容が全部入っているところを見ると、
立ち読みした②の内容を思い浮かべてみても、
①と②を合わせてこちらの本のページ数くらいになるんじゃないかと推測。